【ゲーミングPC】FPSゲーマーはスペック内容を理解してないと勿体無い

【ゲーミングPC】FPSゲーマーはスペック内容を理解してないと勿体無い

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どうも、きつねBです。

今回はFPSプレイヤーなら避けては通れないPCスペックのお話です。実力は上でもスペックや周辺機器で負けてたら勿体無いので最低限の知識は身につけておくべきです。

さて、この記事を見に来た人は「どうしてPCスペックが高いほどFPSが強くなるの?」「何を買えばいいのか分からない!」「思い切りで買ってみたけどゲームが重たい…どうしよ…」って人だと思います。

※この記事はPCゲーマーほぼ知識が無い人向けに、ざっくりと説明しています。

 

ゲーミングPCとは:主にゲームを快適にプレイするために構成されたPC

クロック周波数(Hz)とは:1秒間に情報を処理できる数

フレームレート(FPS/frames per second)とは:1秒間に画像が切り替わる枚数のこと

デスクトップパソコンとノートパソコン

この2つには大きな違いがあります。それを説明していきたいと思います。

デスクトップパソコン

 

デスクトップのメリット

・パソコンの中身を自分好みにカスタマイズ出来ること

・壊れてもパーツを交換すれば良いので出費を抑えられる

・性能に上限がない

・ノートパソコンと比べると安い

 

 

デスクトップのデメリット

・とても重いので持ち運びが大変

・大きくて配線等も多くなるためスペースをとってしまう

・定期的なメンテナンスが必要

 

ノートパソコン

 

メリット

・小型で軽く持ち運びが簡単

・標準で無線LANを繋げられる

 

 

デメリット

・壊れたら終わり。修理しても良くてデータが復元できるぐらい

・放熱性能が低く壊れやすい

・デスクトップパソコンと比べると高い

・高性能なものがない

デスクトップPCとノートPCどちらを買うべきか

ノートパソコンを買う人は、自分の部屋のスペースがない人や、持ち運ぶために買っている人が多いです。

デスクトップパソコンを使っている人と比べると、どうしても不利になってしまうが、ノートパソコンを買うのもありでしょう。

部屋にスペースがある人と本気でゲームが強くなりたい人はデスクトップパソコン一択です。

お金を持っていようとデスクトップパソコンには性能では勝てません

ハイエンドPCはコスパが悪い。

1番新しく性能の高いパーツは値段がものすごく高い割に性能が良くない事が多いです。

RTX 2080tiが出た当初は1080tiとそこまで性能差が無いのに値段が倍以上違いました。

普通のゲーマーなら性能のランクがひとつ下(ミドルレンジ)のPCを買うことをおすすめします。

これから先買い換えなくても良いように少し性能の高めのPCを買った方が最終的にはコスパが良く。更にはゲームが快適にプレイできるのでおすすめ。

ゲーミングPCを買うか、自作か

結論から話しますと、ゲーミングPCを購入後、パーツを買い足してカスタマイズするのが1番です

ゲーミングPCを購入後、パーツを買い足してカスタマイズの

 

メリット

・アクシデントがほぼなくなる

・組み立てをしなくていいので楽

・自分で初期設定しなくていい

・値段が安い

 

 

デメリット

・自分の欲しいものがない可能性がある

・買い足すとしても最初に付いていたパーツがいらない子になってしまう可能性が高い

 

そして多くの人が勘違いしてるのが自作の方がむちゃくちゃ安いという謎の噂(?)

確かに、自作に慣れていて、知識があり、PCショップが家から近い人は結構安めにPCを組み立てることは可能です。

セールを狙えば10%~30%ほど自作の方が安く作れます。しかし、0からの自作って結構大変です。

初心者が手を出せば基盤を「ガリッ」って…そして1番の問題は、時間がかなりかかってしまうことです。

ゲームをするために買ったのに「パーツ選びの時間」「配送時間」「組み立ての知識覚える時間」「組み立ての時間」「アクシデントが有った時の時間ロス

どんだけ時間かかるんじゃ!!俺は早くゲームしたいんじゃ!ってなって後悔するんじゃないでしょうかw

とりあえず初心者の方はゲーミングPCを購入して、少し性能に物足りなくなってきたらGPUだけを買い換える、このやり方がおすすめです。

まずPCの構成内容を理解する

PCが壊れた時買い替えたい時にパーツを理解しておくことで、自分で組み立てができるようになり。

良いパーツを見つけた時にゲームで有利になるものかを判別できるようになり、自分のPCに取り入れることができる。

必須/ほぼ必須なパーツ

 

 

①グラボ/GPU(Graphics Processing Unit)

グラボとはなにか

グラボ単純なプログラムを大量に処理するパーツ。

主な役割はモニター上に映っている色を描写するもの。

グラボが無いとそもそも画面が映りません。

つまりPCにはグラボが必須です。グラボ未搭載のPCも売られていますが、それはCPUグラボが内蔵されている場合のものがほとんどです。

グラボのスペック確認事項

処理能力

処理能力が上がるとゲームを快適にプレイできるようになり有利になります。

ゲームをする上でこの処理能力が一番重要なのですが、RTX2080ti の性能を見てみると

【コア】:TU102

動作クロック】定格:1350MHz / OC1545MHz

ユニット】SP(CUDA):4352 / SM:68 / TPC:34 / テクスチャ:272 / ROP: 88 / RTコア:68 / Tensorコア:544 

メモリ】容量:11GB / 種類:GDDR6 /クロック:14Gbps /バス幅:352bit

これ見て性能分かる人はかなり少ないと思います。それにこの性能を見たところでゲームを実際にプレイした時の動作は誰にもわかりません。

ゲーム時の性能を知るには実際に計測したデータが1番頼りになります。実測値はここです

冷却装置

次に大事なのが冷却装置

冷却性能が低いと本来の力を発揮できずに性能が低下してしまうこともあります。それに壊れやすくなってしまいます。

製品名で調べてみるとわかりますが、同じRTX2080tiなのに 値段が二万円も違う!といったものがあります。

それは冷却ファンの性能差で値段が変わってることが多いです。ファンが3つ搭載されているものや小さい1つのものではかなり値段が変わってきます。

接続端子の数や種類

1番有名なのはHDMIですよね、でも、ゲームではHDMIは性能不足です。

接続端子 最大FPS(1080p)
HDMI 1.4b 120 FPS
HDMI 2.0 144 FPS
HDMI 2.1 240 FPS
DVI-I 144 FPS
DVI-D 144 FPS
DisplayPort 1.2 240 FPS
DisplayPort 1.4 240 FPS

この表を見るとHDMI 2.1も使えますが、まだHDMI 2.1に対応しているモニターが無く。現在DisplayPortが最強です。モニターの接続端子もDisplayPortに対応しているものが理想です。

それにDisplayPortは接続した際に「カチッ」とハマって簡単に抜けなくなるので、ゲーム中に抜けたり、接触が悪くなったり等がなくなるので、ゲーマーに本当におすすめしています。

SLI/CrossFireに対応しているか

SLI(Scalable Link Interface)/CrossFireとは:同じGPUを二枚接続して、一枚として出力し性能を向上させること

グラボやマザーボード、ゲームによってSLI/CrossFireが対応しているものと対応していないものがあります。

一枚でも十分ですが、より高みを目指すのであればSLIも視野に入れてみてはいかがでしょうか、そして効果の方は

約1.8倍ほどの性能アップが期待できます、2倍とは行かず、ものによって大きく変わります。

※最新ゲームで240FPSを出そうとするとSLI必須

グラボがゲームに与える影響

ゲームを快適(有利)にプレイするのに1番重要なのはグラボで、ゲーマーが1番お金をかけるところでしょう。

グラボには性能の高いものと低いものが当然あります。

性能が高いとレームレートが上がったり画質が上昇したりとゲームをする上で有利になります。

しかし、画質を上げすぎるとフレームレートが落ちるので丁度いい画質とフレームレートのバランスを考えて設定を触りましょう

○フレームレート

一番大事と言われているのがフレームレート(FPS)です、フレームレートが低いと見えているはずの敵が画面上では見えていないという最悪な状況になります。

逆にフレームレートが高いと、全ての動きがスラスラと見えるためエイムも合わせやすくなり、敵の行動が瞬時に反映されるので圧倒的に有利になります。

○画質

二番目は画質です。画質が悪いと敵を見つけにくくなり、敵からはバレているのに敵を見つけることが出来ないと不利です。

逆に画質が良いと敵を見つけやすくなり、少ししか見えていない敵を一方的に攻撃できるようになったりします。

○影

影も凄く重要になってきます。フレームレートが低くなるから影の設定をオフにしている人を良く見かけますが、影はとても重要で光の加減で一方的に敵の位置がわかることが多々あります。

その他にも沢山ありますが、ゲームによって大きく変わって来るので省きます。

 

グラボの性能を製品毎に実測値(FPS)で比較した結果

バトルフィールドV(最高設定の解像度:1920×1080)※定格動作で計測

品番 価格(2019年6月1日)

1fpsあたりの価格

フレームレート(FPS)
RTX 2080TI 120,000¥~ 789 152 FPS
RTX 2080 70,000¥~ 510 137 FPS
RTX 2070 50,000¥ 431 116 FPS
RTX 2060 35,000¥~ 350 100 FPS
GTX 1080TI 70,000¥ 534 131 FPS
GTX 1080 55,000¥~ 509 108 FPS
GTX 1070TI 50,000¥ 500 100 FPS
GTX 1070 40,000¥~ 434 92 FPS
GTX 1660TI 50,000¥ 568 88 FPS
GTX 1660 30,000¥~ 384 78 FPS
GTX 1060 6GB 23,000¥~ 333 69 FPS
GTX 1060 3GB 20,000¥~ 408 49 FPS
GTX 1650 16,000¥~ 410 39 FPS
GTX 1050TI 15,000¥~ 405 37 FPS
GTX 1050 12,000¥ 1200 10 FPS

データ参照元 https://thehikaku.net/pc/game/game-bench.html

コスパだけ見てみればGTX 1060 6GBが1番良いのですが、これから先のゲームの事を考えるとすぐに買い替えが来てしまいむしろコスパが悪くなってしまうので、性能の高いRTX 2060/RTX 2070あたりを購入するのをおすすめします。

CPU(Central Processing Unit)

CPUとはなにか

CPUは複雑な処理をするパーツで。

モニター上に映っている色を描写する以外の処理を行っている。

つまり、ゲームのダメージ計算などの計算処理を行っているのがCPU

CPUが無いとパソコンを起動させることすら出来ない。

CPUのスペック確認事項

処理能力

CPUで注目するところは3つ、コア数とスレッド数と周波数(Hz)です。

この3つを分かりやすく例えるなら

【コア=脳みその数】【 スレッド=腕の数】【クロック周波数(Hz)=その人の腕前】

基本的にはコア数とクロック周波数(Hz)を掛け算すれば大体の性能がわかります。

ですが、ゲーム時に性能を発揮すして欲しいとなるとまた変わってきます。

やはりゲーム時の実測値が1番頼りになるので、データを見てもらわないと実際の性能はわかりません。

実測値はここです。

冷却装置

ゲームではGPUの次に使うパーツで。CPUの冷却もかなり大事です。熱が溜まりすぎると性能が落ちたり壊れやすくなり

突然PCの電源が切れてしまうこともあるため注意が必要です。

グリス

グリスは冷却装置の熱をCPUなどに伝えやすくするためのもの

ゲーミングPCを買う時に色々グリスの種類を選べると思います。このグリスも大事で、ものによっては5度以上も差が出来てしまう場合もあります。

買うゲーミングPCによって選べるグリスも変わってくると思うのでよく調べてから買いましょう。

CPUがゲームに与える影響

ゲームの描写以外の処理は全てCPUが処理しているため、CPUのスペックもかなり大事です。

グラボの性能が高くてもCPUの性能が低いと「画面がカクカクしてしまったり」当たり判定の計算が追いつかなくなって「弾を当てているのに敵に当たっていないなどかなり致命的なことになってしまうかもしれません。

なので、高性能なグラボを使うなら高性能なCPUも必要になってきます。CPUもケチることはできません。

そこで実際どれほどCPUが大事なのか見ていきましょう。

 

CPUの性能を製品毎に実測値(FPS)で比較した結果

グラボ GTX 1080TI & メモリ(RAM)16GB DDR4-3200

Grand Theft Auto V(解像度:1920×1080)※定格動作で計測

品番 コア/スレッド 定格Hz/最大Hz 価格(2019年6月1日) 1fpsあたりの価格 フレームレート(FPS)
i9 9900K 8/16 3.60 GHz/5.00 GHz 55,000¥ 397¥ 138.5 FPS
i9 7900X 10/20 3.30 GHz/4.30 GHz 100,000¥
833¥ 120.2 FPS
i7 9700K 8/8 3.60 GHz/4.90 GHz 45,000¥ 329¥ 136.5 FPS
i7 8700K 6/12 3.70 GHz/4.70 GHz 40,000¥ 310¥ 129.0 FPS
i7 7700K 4/8 4.20 GHz/4.50 GHz 38,000¥
295¥ 128.6 FPS
i5 9600K 6/6 3.70 GHz/4.60 GHz 30,000¥ 229¥ 131.1 FPS
i5 8400 6/6 2.80 GHz/4.00 GHz 23,000¥ 179¥ 128.1 FPS
i5 7600K 4/4 3.80 GHz/4.20 GHz 30,000¥
241¥ 124.0 FPS
i3 8100  4/4 3.60 GHz/ 14,000¥ 113¥ 123.3 FPS
i3 7100  2/4 3.90 GHz/ 14,000¥
142¥ 98.4 FPS

R7 2700X

8/16
3.7GHz/4.3GHz
26,000¥
222¥
117.7 FPS
R5 2600X 6/12 3.6GHz/4.2GHz 20,000¥ 172¥ 116.5 FPS
R5 2400G 4/8 3.6GHz/3.9GHz 13,000¥ 138¥ 94.2 FPS
R3 2200G 4/4 3.5GHz/3.7GHz 10,000¥ 109¥ 91.5 FPS

データ参照元 https://www.pcgamer.com/core-i9-9900k-review/

見て分かる通りCPUを変えてもフレームレートに関してはグラボほど大きく変わりません。

それに、ゲームに強いのはクロック周波数(Hz)が高いものです。i7 7700K 4コア/8スレッド/4.20 GHzi9 7900X 10コア/20スレッド/3.30 GHzを比較したら明らかにi9 7900Xの方が性能が高いのですが、ゲーム中に性能を発揮するのはi7 7700Kです。

なので、とにかく高い商品を選べば良いのではなく、コア数を重視するよりもクロック周波数(Hz)が高いのを選んだ方がゲームでは有利です。

コスパだけ見てみればCore i3 8100 や Ryzen3 2200Gを買えば良いのですが。グラボは描写をしていてCPUは内部処理が担当なのでフレームレートがあまり変わらなくても当たり判定の異常ラグなどが発生しやすくなります。「CPUは安いので良いんだ」と思わないでください。

 

ちなみに、私の中のコスパ最強はCore i5 8400で、TB(ターボブート)というOC(オーバークロック)に似た事をすることで大幅に性能を引き上げることが出来ます。

マザーボードに対応しているか確認

例えば core i7 8700Kの対応ソケットはLGA1151で

マザーボードの方もLGA1151に対応しているか確認する必要があります。

③メモリ(Random Access Memory) 

メモリ(RAM)とはなにか

複数の処理を同士にこなせるようにするもの

分かりやすく例えるなら、作業している机の広さです。小皿ほどの大きさの机と、黒板くらい大きな机なら作業効率は一目瞭然です。

メモリ(RAM)のスペック確認事項

処理能力

見るところは基本的に2つだけで、容量クロック周波数だけです。

容量は、多ければ多いほど複数の処理が同時にできるようになります

クロック周波数は処理の速度です。一つ一つの処理速度が上がるので、ゲームでも影響がでてきます。

ですが、ほとんど変わらない場合が多く、重たいゲームほど効果がでます。

規格

メモリ(RAM)には現状5つの規格があり

SDRAM

DDR SDRAM

DDR2 SDRAM

DDR3 SDRAM

DDR4 SDRAM

この5つがあります。規格が進化するにつれ、性能が倍、倍と上がっていっています。

最近ではDDR4のPCが主流でDDR3 以下はどんどんなくなってきています。

それと、注意点でこれらの規格はどれも互換性が無く、マザーボードがDDR3対応の製品だとしたらDDR3のメモリしか刺さりません。気をつけましょう。

メモリ(RAM)がゲームに与える影響

極端な話、メモリ(RAM)1GBではゲームなんてほぼ出来ません。動画を見るのですら大変です。

最低でも4GBはほしいところです。理想は16GBです。それ以上メモリを増やしても特にフレームレート等は変わりません。

しかし、クロック周波数ではすこしゲームに影響が出るので、Apex Legendsで比較してみました。

 

メモリ(RAM)のクロック周波数毎に実測値(FPS)で比較した結果

グラボ GTX 1080TI & CPU i7 8700K

Apex Legends(最高設定の解像度:1920×1080)

DDR4 16GBのHz

フレームレート(FPS)

2133Mhz

193 FPS

2400Mhz

194 FPS

3200Mhz

196 FPS

3600Mhz

198 FPS


こう見るとあまり変わりませんが、重たいゲームほど効果が実感出来ます。

結論を言えば、メモリ(RAM)にお金をかけるならグラボにお金をかけたほうが絶対に良いです。

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④冷却装置

冷却装置とはなにか

ファンとは:扇風機のようなもので、主にCPUやグラボを冷やす為に付けるもの

ヒートシンクとは:温度を伝えるために、冷却するパーツと冷却されるパーツの間に挟むもの

グリスとは:主にヒートシンクとCPU/グラボの接触部分に塗り、それにより隙間をなくし、より効率的に熱を伝えるためのもの

CPU/グラボ/メモリ/ストレージ/マザーボード/電源ユニット

PCのほぼすべてのパーツが発熱します。熱が高温になるにつれ性能が低下し、故障の原因になります。

それを防ぐために冷気を送り各パーツを冷やすためのもの、それが冷却装置です。

ゲームをする時に1番使うのはグラボなので1番優先して冷却しないといけません。基本的に購入したら標準で付いています。

空冷と簡易水冷と本格水冷

※油冷などは

空冷(ファンの風ヒートシンク→グラボ/CPUに当て冷やす方法)

空冷

 

空冷のメリット

・値段が安い

・壊れにくい

 

空冷のデメリット

・夏場は冷却性能が低い

 

水冷(ファンの風→ヒートシンク→水→ヒートシンク→グラボ/CPUに当て冷却する方法)

簡易水冷

 

簡易水冷のメリット

・冷却性能が高い

・室温にあまり影響されない

 

簡易水冷のデメリット

・値段が少し高い

・もし壊れて水漏れしたら大惨事

本格水冷

 

本格水冷のメリット

・冷却性能が非常に高い

・室温にあまり影響されない

 

簡易水冷のデメリット

・値段がかなり高い

・定期的なメンテナンスが必要

・組み立てまでが結構難しい

 

初心者の方は本格水冷はやめましょう。難しいです。

 

空冷と比べると、簡易水冷の方が効果が高いのですが、値段も少し高く、手を出しにくいです。

しかし、空冷でも、エアコンを付けて部屋を涼しくし、ファンの回転数をあげると十分足ります。

初心者の人は空冷で大丈夫です。ファンを動かすのと室温が上がりすぎないように気をつけましょう。

PC初心者にありがちなグラボの空冷ファンを動かしていない。

グラボのファンはMSI After burnerを入れないとファンがそもそも動きません。

気になる人は『MSI After burner』で調べてみてください。

⑤マザーボード(M/B)

マザーボードとはなにか

マザーボードはCPU・グラボ・メモリなどを取り付ける基盤

自作でPCを組む時などに気を使わないといけないのが特にマザーボードで、マザーボードによって、取り付けられるパーツが決まっている。

マザーボードのスペック確認事項

CPUとマザーボードが対応しているか

CPUとマザーボードのソケットが一致していないと取り付けることができません。

CPUのソケットを調べ、マザーボードのソケットも調べましょう。

メモリ(RAM)とマザーボードが対応しているか

メモリ(RAM)がDDR4の場合、マザーボードもDDR4対応のマザーボードを選びましょう。

メモリ(RAM)はDDR4なのに、マザーボードがDDR3だと、まずメモリ(RAM)がマザーボードに刺さりません。

気をつけて購入しましょう。

グラボを差し込むスロットの有無

グラボの場合はマザーボードに PCI Express×16 のスロットがあれば刺さります。PCI Express×16はほぼ全てのマザーボードに搭載されていると思っても大丈夫ですが、一応確認はしておきましょう。

マザーボードの種類と対応しているPCケース(サイズ)

マザーボードにも様々な大きさのものがあり、拡張性の低いものから拡張性のとても高いものがあります。

拡張性の高いマザーボードは大きく、小さめのPCケースには収まりません。

マザーボード(種類) PCケース(サイズ)
Extended ATX フルタワー / ミドルタワー(ごく一部)
ATX フルタワー / ミドルタワー
Micro ATX フルタワー / ミドルタワー / ミニタワー / スリムタワー / キューブ
Mini ITX フルタワー / ミドルタワー / ミニタワー / スリムタワー / キューブ
 

 

Extended ATX

かなり大きめのサイズ。フルタワーPCやサーバー用PCが主な使用で製品も少なく、一般人向きではないのであまりおすすめしません。

ATX

少し大きめのサイズ。一般ゲーマー向きで、拡張性もありおすすめです。

Micro ATX

小さめのサイズ。ATXと比べると拡張性が低いが、小さいPCじゃ無いとダメって人はこちらのマザーボードをおすすめ。

Mini ITX

小さめのサイズ。こちらもATXと比べると拡張性が低いが、最近人気で製品が増えてきている。小さい割に性能の良いものが多く、Micro ATX よりも上位互換に思える

選び方

とにかく普通のATXがおすすめ。拡張性があり製品数が1番多い。

小さいものを初心者の人が買ってしまうと、後から「これもつけたいな~」と思っても拡張できない場合が多く買い直す羽目になる。

⑥ストレージ(HDD/SSD)

ストレージとはなにか

HDDやSSDを指し、データを保存するためのもの

ストレージのスペック確認事項

容量

データを保存できる数です。

できるだけ多めの容量にしておくと沢山のゲームが入ります。

最近のゲームでは1つのゲームで100GB使うゲームもあります。

読み込み速度(Read)と書き込み速度(Write)

HDDやSSDにも性能があり、データを読み込む(Read)速度データを保存(Write)する速度の2つあります。

普通の性能のものと性能の高いものでは36倍以上の性能差があります。

ゲームでは読み込む速度が特に重要なので、読み込み速度が早いSSDを持っておくとロード時間が短くなったりします。

HDDとSSDとM.2 SSDの性能差

※どれも製品によって大きく性能が変わります。

HDDはReadとWriteの速度が1秒間に100MB(0.1GB)

SSDはReadとWriteの速度が1秒間に500MB(0.5GB)

そしてM.2 SSD 1秒間に3600MB(3.6GB)

HDD

 

HDDのメリット

・かなり安い

・大容量のものがある

 

HDDのデメリット

・読み込みと書き込み速度が秒間100MBで遅い

SSD

 

SSDのメリット

・M.2 SSDと比べて安い

 

SSDのデメリット

・HDDと比べると速度が5倍で秒間500MB

M.2 SSD

 

M.2 SSDのメリット

・HDDと比べると速度が36倍で秒間3600MBでかなり早い

 

M.2 SSDのデメリット

・とにかく高い

・発熱がひどい

 

選び方

ほとんどのゲームの場合はHDDでも構いません。しかし、Rainbow Six SiegeなどのゲームではHDDでは少しロードが長くなり、味方と敵を待たせてしまうことがたまにあるので、SSDも持っておくといいかもしれません。

⑦PCケース

PCケースとはなにか

PC本体となるパーツを収納するもの。また、ホコリの侵入を減らし、空気を効率的に入れ替え、パーツを冷却する手助けをするもの

正直PCケースはそれほど大事では無いのですが、色々な形、サイズがあります。大きいものほど拡張性が上がるので性能が高いと言えます。

代表的な5つの大きさの性能はこちら

本格水冷を予定している人はフルタワーじゃないとケース内にパーツが収まらないかもしれません。

普通のゲーマーはフルタワーかミドルタワーの二択で、あとはファンの付けれる数と見た目です。

見た目で選んでいいと思います。性能の大差は無いです。

⑧電源ユニット

電源ユニットとはなにか

主にコンセントから電力を取り入れ、各パーツに電力を供給するためのパーツ

 

私の経験上、電源ユニットはPCのパーツの中で1番壊れやすいと思います。

初めて自作PCをした時に5000円くらいの安い電源ユニットを買った結果「一年半で急にパソコン本体から異音が…」パソコンを開いて音の出どころを確認すると電源ユニットから音がなっていました。

それからPCの動作が重くなり始め電源ユニットを買い直しました。5000円→15000円に乗り換えて3年間、一度も不具合はありませんでした。

電源ユニットは他のパーツごと巻き込んで壊れる可能性が高いので良いものを買いましょう。

電源ユニット選び

自分のパソコンがどれほど電力を消費するかで決まる。

各パーツに電力を供給しないといけないので、当然電力を供給できる量が少ないとパソコンが異常をきたす。

最初は自分のパソコンの消費電力を知る必要があります。

「電源容量計算」などで調べると目安の電源容量が分かると思います。

まとめ

ゲームをするのに重要なのはグラボCPU>メモリ(RAM)これを覚えておいてください。

そしてグラボ/CPU/メモリ(RAM)をOC(オーバークロック)すると更にゲームのパフォーマンスが上がるので勉強しておきましょう。

パーツを選ぶ順番

グラボCPUメモリ(RAM)ストレージマザーボード冷却ファン電源ユニットPCケース

お金をかける順番

グラボCPUメモリ(RAM)マザーボード冷却ファン電源ユニットストレージPCケース

 

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